センター教員の論文が掲載されました

機器

 機器センター教員(佐藤)がパラオ共和国と共同で取り組んだ研究の成果が、国際誌 One Health(国際熱帯医学連盟公式誌)に掲載されました。

 パラオ共和国では近年(2021年以降)、レプトスピラ症が多発していました。そこでパラオ共和国関係者が、レプトスピラ属細菌の環境調査について以前に佐藤らが出版していた論文を見つけ、連絡をしてきてスタートしました(Sato et al. Sci Rep 2019; 大学ニュースリリース記事)。今回は、レプトスピラ症発症における水害のリスクを、DNA 分析から示すことができました。2022 年度の医科学研究の課題としても取り組んでいます。

・論文情タイトル、URL など:
Yukuto Sato, Kaori Tsurui-Sato, Yoichiro Uchima, Cheryl-Ann Udui, Osiro Lorin, Kashgar Rengulbai, Claudia Toma, Ryo Suzuki. 2024. A systematic survey of environmental DNA in Palau’s lakes and waterfalls reveals an increase in Leptospira levels after flooding. One Health, 19: 100898.
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2352771424002246

・大学のニュースリリース記事は、次の URL になります:
『パラオ共和国における「レプトスピラ症」のリスク増大と大雨・洪水の関連を環境DNAから実証』
https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/60982/

(機器センター・佐藤)

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