センター教員の参加した研究成果が発表されました

琉球大学

『琉球列島固有種ケナガネズミの食性を餌のDNAで解明 ~ケナガネズミは何でも食べることで島に生き残れた?~』 https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/61574/

 センター教員(佐藤)が共同研究者・共著者として参加した、沖縄県やんばる地域(本島北部)の希少生物「ケナガネズミ」についての生態研究が、日本哺乳類学会の発行する英文誌(Mammal Study)に掲載されました。

 ケナガネズミは国指定天然記念物であり、沖縄県本島北部やんばるの希少生物です。今回はその食性について、初めて DNA 分析を行い解析しています。機器センター教員(佐藤)は、その DNA メタバコーディング分析、データ解析、論文執筆に共著者として参画しました。


 ケナガネズミを含む野生生物の生態研究では、種の希少さ、生息する地域でのフィールドワークや直接観測(目視、胃内容物顕微鏡分析、撮影分析)の困難さから、ハードルが高く進みづらい場合があります。しかし、希少生物の適切な保護や生息環境の保全には、その生態研究が必須になります。今回は、ロードキルと呼ばれる交通事故によって亡くなった個体について、環境省関連組織が保管していたサンプルを分析しています。


 当センター職員による研究技術などが、医学部をはじめ琉球大全学や学外共同研究先にも、今後も役立つよう努めて参ります(機器センター・佐藤) 

コメント

タイトルとURLをコピーしました